9月18日~23日 北アルプス奥穂高岳遠征Part2
最終日の涸沢の朝。どんどん進む紅葉と自分。ホントはピークに合わせたかったが、それはいつになることか。
朝、起こされて目覚めるとテントの外が赤く染まっていた。まだちょっと風邪の影響で頭の芯が痛く、どこかに登ってまでご来光を撮ろう、という気にはならず取り敢えず山荘前のテラスでご来光を迎えることにした。
既に早立ちの登山者がヘッドランプ灯して奥穂に取り付いていたが、僕はテラスに三脚を据えご来光を待った。
山荘からも涸沢岳に邪魔されて槍方面は見えない。見えるのは前穂やカール、裏に行けば薄い角度でジャンダルムや笠ヶ岳方面。ただ、空には焼けそうなと言うか、焼け始めた雲が広がり、徐々にその範囲を広げていた。
前穂のギザギザと焼けた空。
どんどん色が変化する。
そしていよいよご来光。テラスでは溢れんばかりの人達がその瞬間を待っていた。
5時までの撤収という事での臨時のテントサイトだった山荘前、ほとんどのテントはご来光前に片付けられていた。
裏に回ってジャンダルムを。もう頂上に人の姿が。いったい何時に登り始めたのか?
地層がはっきり見える笠ヶ岳も。
まあこの朝は頭痛がしていて正直どうでもいいと思っていて、あちこち動き回って撮ろうという気はさらさら無かった(笑)
夜明け後、既に渋滞を始めているはしご場を横目に簡単な朝食。思ったほど湿ってなかったテントを撤収し、サブザックでいよいよ奥穂にアタックした。
続く。
by syokeinokujyu
| 2015-10-02 17:00
| 九重以外の山